CFD取引の初心者向け解説サイト

CFD取引は1つの口座で日本株・外国株・大証日経225・CME日経225・NYDOW指数・FX・商品・債券など、世界中の金融商品に24時間・レバレッジ取引が可能な商品です。FXに次ぐ次世代投資商品・究極の投資商品とも呼ばれています。

CFD取引とは?

CFD取引とは何でしょうか??まず直訳すると「差金決済取引」英語で言うと「Contract For Difference」。CFDとはこの英語の頭文字を並べた略語になります。

では差金決済取引とは何でしょうか?
差金決済取引とは投資家と金融機関が売買する商品の現物をやり取りせず、売買での差損部分だけ毛際する取引方法です。

FXの経験者の方、或いは日経225先物経験者の方であればその意味が分かると思います。
全くの初心者の方だとぴんとこないと思いますが、ここで書いた、FX、日経225先物などでは当たり前の方法になります。

これについては、用語の解説としてCFD取引=差金決済取引と覚えた頂いたらよく、あまり深く考える必要はないでしょう。この後書く具体的な取引の方法を読んで実践に入っていけば分かる話です。

CFD取引は何が出来るの?

【複数の金融商品を1つの口座で】
取り扱う金融機関にもよりますが、CFD取引では、1つの口座でFX、日経225先物、CME日経平均先物、日本株、外国株、NYダウなど外国の株価指数、WTIの石油などの商品、債券画取引できます。

【24時間取引可能】
CFDはFXと同様24時間取引可能。例えば、日中大証の日経225先物で取引したその夜、CMEの日経平均先物で朝まで続けて取引が出来ます。
もちろんFXも24時間取引可能です。
その他、今までは直接アクセスできなかった外国の株価指数、例えばNYダウ平均も取引できるので、24時間と取引が可能となっています。

【レバレッジ取引】
レバレッジとは、てこの原理と言われますが、少ない資金を証拠金として預け、通常の何倍もの金額の取引をすることです。
最後の差損益だけの決済額が証拠金の範囲内であればよく、現物の元本額を用意する必要がないのです。
CFD取引では、最大200倍のレバレッジをかけて取引をすることが出来ます。

【下落相場でも利益獲得が可能】
通常、現物株の相場では上昇局面でしか利益が出ません。しかし、CFD取引では売りから入ることが出来るので、相場下落側面でも利益を出すことが出来ます。
つまり、例えば日経225先物をうって、相場が下がったら買い戻すのです。買って、上がったら売るのも儲け。売って下がったら買い戻すのも儲けです。
これもCFD取引の面白みの1つです。


CDF取引の成功例はこちらCFD取引の成功例

CFD取引会社はどこを選ぶ?

CFDの取引をするにあたってはCFD取引の出来る金融機関に口座を開く必要があります。金融機関と一口にっても、大きく2種類に分けることが出来ます。

1つは証券会社、例えばひまわり証券は日本のCFDのさきがけの会社です。それ以外にはオリックス証券などオンライン証券が積極的で、口座数NO1のSBI証券も取引を買い示威しています。

もう1つは商品先物の会社。マネックス系のドット・コモディティもその一社ですが、今後多くの会社が参入を表明しています。

これらの企業から自分の取引スタイルにあった金融機関を選んで口座を開くことになります。

例えば、無料デモツールで実際のCFD取引を体験してみたり、手数料無料のキャンペーンを行っている会社で実践してみたりと、体験してみるのも1つの方法です。

CFD取引を扱っている会社によってそれぞれ特徴が違ってきます。

銘柄数や手数料でCFD会社を選ぶ投資対象が豊富なCFD取引は、世界中の株や株価指数、債券、商品などの何千種類もの中から投資対象を選ぶことができます。しかしそれら豊富な商品がそろっているCFD取引のですが、1つの会社ですべてをカバーしているわけではありません。

会社によって扱っている個別株の数や、市場の数も違ってきます。したがって口座を開設する会社が自分で投資したい市場を扱っているのかどうかを比較する必要があります。

また、手数料が割安な会社を選ぶことも会社選びのポイントです。各会社によって手数料は異なります。手数料を比較して違いを比較しながらご自身にあった会社を選んでいきましょう。

レバレッジの倍率も同様です。各社各様ですから、自分がどれだけのリスク許容度があるか考えて口座を解説するのも良いでしょう。最初から大きな収益を期待して高レバレッジが可能な会社を選択した場合、逆に大変な損失をこうむるリスクもあります。リスク許容度を考えて会社を選びましょう。

CFD取引会社の健全性も重要です。投資家のCFD資金と、会社の資金を別々に管理しているかどうか(分別保管されているのか)をチェックしましょう。尚、自己資本規制比率が高いかどうかも見極める必要があります。自己資本規制比率は金融機関のの財務健全性を表す数値で120%を下回ってはいけないと金融商品取引法で決められています。安全にCFD投資するためにはなるべく自己資本規制比率の高い業者を選ぶことも重要です。

取引サイトや取引ツールの使い易さも重要なポイントです。初心者でもわかりやすく作成されている会社や、上級者向けの機能が充実している会社など、様々です。

以上のようなポイントを考えて自分にあった会社を選んでください。自分にあった会社で充実したCFD取引ライフを過ごしてください。

CDF取引会社の比較はこちらCFD取引比較.JP

CFD取引で気をつけるべきリスクとは?

金融商品投資は全てリスクとリターンの関係です。つまり、リターンの大きいものはリスクも大きいと考えるのが自然です。そのため、FXや日経225先物同様、レバレッジをかける分、CFD取引もリスクの高いものという基本的な認識を持つべきだと思います。一晩で資金が何倍にもなる可能性がある一方、一晩で全てを失ってしまう可能性もあります。

そこでリスクを整理しておく必要がありますが、CFD取引におけるリスクは、大きく次のように分類することが出来ます。

1.価格変動のリスク

当たり前ですが、値動きのよさに注目して取引する以上、投資商品には価格変動のリスクがあるということを忘れてはいけません。
CFDは、国内外の株価指数、株価指数先物などの価格を指標とする商品であり、投資家はCFD価格の変動により損失を被るリスクがあります。近年は石油なども数日のうちに激しい値動きを見せています。証拠金の元本または取引による利益は保証されません。

2.レバレッジのリスク

レバレッジを効かせた取引を行うということは、運用資金に対する損益の変動率が大きくなるということを意味します。
大きなリターンを期待できる一方、予想と逆に相場が動けば大きな損失を被る可能性もあります。
特にFXでにくらべて、株式は価格変動が大きいという特長があります。
為替市場と株式市場の違いをきちんと認識し、CFDを単にFXの延長と考えないことが肝要です。

3.マージンコール(追加証拠金)

投資に対する必要証拠金が占める比率が金融機関の定めた水準に達した場合に発せらるアラートメッセージのことです。
証拠金取引では、思わぬ相場変動などで元手に対して大きな損失が発生する可能性があるため、リスク管理のため、このような仕組みが導入されています。
株の信用取引などで追証といったりしますが、同様の性格のものです。
「マージン・コール」が発せられた場合は、追加証拠金を差し入れるかポジションを閉じて決済をし、損失を確定させることになります。
証拠金を追加しないままさらに相場がさらに逆に行くと、強制決済に発展する場合があります。

4.強制決済

証拠金使用率が取引会社の定める一定の水準を上回った場合には、その口座で保有するすべてのポジションを強制的に決済されます。
これにより、ユーザーのポジションはすべて強制的にその時点の市場価格で決済されます。
その結果、欠損金が発生した場合は支払いが発生する場合があります。

強制決済は、これ以上の損失を防ぐため、一旦頭を冷やしなさいよという制度でもあります。

現物株とCFD

現物株とCFD取引の違いはどこにあるのでしょうか?具体的な事例で見てみましょう(単純化するため税金は無視してます)。

現物株 (例)A社株を株価4,000円で500株購入した場合

      購入金額=4,000円×500株=200万円

      @株価が、4,200円に上昇して売却
        4,200円×500株=210万円
        
        210万円−200万円=10万円の儲け

      A株価が、3,800円に下落して売却
        3,800円×500株=190万円
        
        190万円−200万円=10万円の損失

CFD取引 (例)A社株を株価4,000円で500株レバレッジ20倍で買い建てた場合

      ※証拠金10万円
     
      @株価が、4,200円に上昇して売却
       上昇幅200円×500株=10万円利益
        
       証拠金10万円で利益10万円

      A株価が、3,800円に下落して売却
       下落幅200円×500株=10万円損失
        
       証拠金10万円がゼロに


このように、現物株に比べ、少ない資金で大きな利益を上げることが出来ます。これがレバレッジ(つまりはてこの原理)です。一方、相場が反対方向に行ったときは、損失もその分大きくなり、上記のように、天国と地獄の結果が生まれるのが、CFDが現物株と違うところです。


CFD取引で取引可能な商品一覧

CFDでは多様な投資商品を取り扱えるのが特徴です。商品種類が多いだけでなく、商品ごとにもたくさんの銘柄があります。たとえば、商品だけでも、原油、トウモロコシなどを初め、数十種類の投資銘柄があります。4,000銘柄以上取り扱っている会社もあるほどで、FXや日経225先物など従来の証拠金取引から大きくグレードアップしています。下記に、代表的な取扱銘柄を記載しています。もちろん金融機関によって取扱商品はまちまちですので、それぞれ個別に検討する必要はあります。
CFD取引比較サイト

商品一覧
商品取扱銘柄
株価指数日本、アメリカ、イギリス、ドイツなど主要国株価指数
株価指数先物日本(日経225先物)、シンガポール、韓国、香港など株価指数先物
業種別指数日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、香港など業種別株価指数
個別株日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、香港など代表的個別株
通貨世界各国の通貨ペア(いわゆるFX)
商品原油、金先物、トウモロコシ、綿花、大豆、オレンジジュース、米国コーヒー等
債券日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、スイス、ユーロなど
通貨世界各国の通貨ペア
貴金属スポット金対米ドルなど

CFD取引はギャンブルと同じか?

CFD取引では、証拠金を積んでレバレッジをかけて取引を行うため、大きな収益が期待できる一方、一瞬にして全ての至近を失ってしまう可能性もあります。その為、初心者にはリスクの高い投資商品ではあります。その為、いわゆる投機と考えた方が良いのかもしれません。ただし、ギャンブルと根本的に違うのは、取引を行うためには、様々な知識、精力的な勉強が要求される点です。各マーケットの特性、マクロ経済、金利の動き、商品の動き、為替の動き、テクニカル分析、テクニカル分析と一言で言っても、一目均衡表、移動平均線、RSI、ボリンジャーバンド、フィボナッチなど勉強しなければならない項目は山ほどあります。また、リスクを限定するために、マージンコールなどの制度があったり、逆指値オーダーなどの様々な注文方法が用意されています。ギャンブルと同じ感覚なら初心者は手を出さない方が良いと思いますが、充分な勉強をする覚悟があれば、ギャンブルとは根本的に違うことが徐々に実感できると思います。

CFD取引のデメリット

魅力たっぷりのCFD取引ですが、メリットが大きい一方デメリットも含んでいます。一番のデメリットは、メリットの裏返しであるレバレッジです。少ない資金で取引ができる一方、あまりに高いレバレッジたとえば、資金の100倍の資金運用が可能なレバレッジなどを利用すると、失敗したときのリスクがあまりにも大きいといえます。一夜にして資金のすべてを失ってしまうこともざらです。実は運営者もCFD取引に近い日経225先物で一度に多額の資金をつぎ込んで取り返しのつかない損失を出したことがあります。
他のデメリットとしては、オーバーナイト金利もあります。カラ売りでは有利なオーバーナイト金利ですが、もし「買い」から入る「ロングポジション」を取ったままで翌日に持ち越すと、オーバーナイト金利が発生して、金利相当額を支払わなければいけません。
CFD取引はリスクの大きな投資手段です。メリットだけではなく、デメリットにも目を配っておきましょう。

Copyright © CFD取引解説.net All rights reserved